NO,14
ウェルポイント用ポンプの構造仕様について
ウェルポイント用ポンプは真空の力によって地下水を集水し、
排水するポンプです。
ウェルポイント用ポンプはポンプの駆動方式、排水ポンプの
形式などによって数種類に分類できます。
■排水の流れ
１．真空力によって揚水された地下水はヘッダパイプを通ってセパレータタンクに流入します。
２．セパレータタンク内で空気と水に分離されます。
３．水はヒューガルポンプによってノッチタンクに排水されます。
４．空気はバキュームポンプで排気されます。
■ウェルポイント用ポンプの種類
分離型
バキュームポンプとヒューガルポンプを別個のモータで駆動する形式です。
写真ではヒューガルポンプとセパレータタンクを路下に設置し、バキュームポンプとノッチタンクを路上に設置しています。
低下可能水位はヘッダパイプ芯から５ｍ程度ですから、掘削深度が深い場合は、このような配置とします。
一体型
バキュームポンプとヒューガルポンプを直列配置し１台のモータで駆動する形式です
一体型(防音箱収容型)
上記の一体型ポンプ、セパレータタンク、ノッチタンクを鉄製の箱に組み込んだものです。>低騒音のため、住宅地などで使用されます。
特殊型
セパレータタンク内に水中ポンプを内蔵した形式です。
ヒューガルポンプは使用しません。
写真ではポンプ内蔵型セパレータタンクを路下に設置し、バキュームポンプとノッチタンクを路上に設置しています。
高深度掘削において使用されているようです。
管理人には使用経験がありませんので、詳細は不明です。
