NO,21
大口径ウェルポイント工法の施工例
透水係数が極大(K=1E-1cm/sec)の玉石混じり砂レキ地盤であったため、パーカッションドリルでφ135mm削孔し、ウェルポイントを打設しましたが、所定の水位低下量が確保できませんでした。
引き続き、既設ウェルポイントの間に打ち増しを行いましたが、打ち増し本数に見合うだけの水位低下量が得られませんでした。
パーカッションドリルの打撃削孔によって、ウェルポイント周辺の地盤が締め固められたことが原因のひとつと推定されました。
そこで、パーカッションドリルでφ216mm削孔し、大口径ウェルポイント(φ100mm巻線型スクリーン×1.0mにφ100mm鋼管×5.5mを溶接接続)を設置しました。
その結果、大口径ウェルポイント1本当たりの揚水量が q=0.2~0.3m3/min となることが確認できました。
この結果を基に、開削水路区間において大口径ウェルポイントを計画し、施工した状況写真を下記に示します。