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ディープウェル引抜工(バイブロハンマ工法)

道路敷に打設するディープウェルは撤去(引抜)を条件に道路占用を許可される場合があります。
ここではバイブロハンマ工法による引抜作業を紹介します。
(拡大写真 : 写真をクリック)

1 揚水設備の撤去


水中ポンプ・揚水管をクレーンで引上げます。
水中ポンプが水垢で赤く変色しています。


2 ディープウェル内の埋戻し


ディープウェル内を単粒砕石で埋戻します。
ゼロ分を含む砕石、粒調砕石などは使用しません。
水を含んで泥土化したり、振動で締め固まり井戸管が抜けにくくなるためです。


3 バイブロハンマのセット


井戸管頭部をバイブロハンマで挟みます。


4 井戸管の引抜き


バイブロハンマを起振させ、井戸管を引抜きます。
井戸の底蓋が外れ、井戸管引抜き跡には砕石の柱が残ります。
摩擦が切れれば、クレーンによる直抜きが可能となる場合もあります。
バイブロ使用は最小限に抑えます。
金網がずれて団子状になり、引抜抵抗力が増大することもあります。
長時間の振動によって、井戸鋼管が破断することもあります。  


5 井戸管の切断撤去


適当な位置で井戸管をガス切断します。
井戸鋼管を転用するため、ストレーナ部を避けた位置を丁寧に切断します。  


6 井戸管の引抜き


引抜きと切断を繰り返し作業を完了します。