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地下水観測井戸設置工(ボーリング工法)

地下水観測井戸は建設工事に伴う地下水位低下量を測定したり、水質検査用試料の採取に使用されます。
現場揚水試験(多孔試験)の地下水位観測用にも使用されます。
以下の写真はボーリング工法により地下水観測井戸を構築しているところです。
(拡大写真 : 写真をクリック)

作業全景

使用機械器具はすべて土質調査で使用するものです。

・ボーリングマシン(クローラ搭載型)
・プランジャーポンプ
・やぐら(三又)
・ボーリングロッド、ビット他
・保安施設材料

ボーリング削孔

削孔径は66mm、井戸口径は40mmです。
井戸口径を50mmとする場合には削孔径を86mmにします。
井戸口径には定まったものはありません。
通常の用途には口径40mm~50mmで十分と思われます。
削孔工法にも定まったものはありません。
パーカッションドリルを用いて口径100mm程度のオールケーシング削孔を行うこともあります。

井戸パイプ検尺

井戸パイプは硬質塩化ビニル管(口径40mm)です。
白色テープ部分には丸孔ストレーナがあけられ、防虫網が巻き付けられています。
パイプ両端はネジ加工されており、ネジ接続されます。
ソケット接続では削孔穴に挿入できません。

井戸パイプ挿入工

スライム処理を行った後、井戸パイプを挿入します。
削孔穴を崩壊させないよう、慎重に作業を行います。

井戸設置完了

入念に井戸洗浄を行った後、鉄蓋をセットして作業完了です。