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ディープウェルの深さについて
投稿者:土建屋 熊 投稿日:11月18日(木)09時03分13秒

砂礫地盤で、水を出しながらオープン掘削+大型土嚢で施工計画していましたが、掘削途中で砂質分が多くて、水とともに法面が崩壊し、掘削が不可能となりました。
検討の結果、深井戸による水位の低下を実施して、施工することにしましたが、深井戸の深さが判断できません。
計算した結果、深さを変化させても水位低下量はかわらないので、どうした物か迷っています。
何か規定があるのでしょうか。お教えください。

Re:ディープウェルの深さについて
投稿者:利光(管理人) 投稿日:11月18日(木)14時54分5秒

土質条件、地下水条件等の詳細が不明なため、一般的なウェル深度の決め方を述べます。

■手法1 設計上の滞水層下面をウェルストレーナの下端としてウェル深度を決定する。

この手法によって決定されるウェルは有効ストレーナ長が最大となり、揚水能力も最大となります。

■手法2 ウェル掘削工法の削孔能力で決定する。

掘削工法によって削孔能力が異なりますので、土質状況などを考慮してウェル深度を決定します。
ただし、手法1で決定されるウェル深度より深くすることは不合理となります。

■手法3 ウェルの集水能力で決定する。

ウェルの集水能力を確保できる水中ポンプが無い場合、水中ポンプ吐出量に見合うウェル深度とします。
水中ポンプは交換等のメンテナンス性を考慮して、汎用性のある機種を選定すべきでしょう。

以上、簡単ですがお答えします。