NO,30
改良後の粘着力
投稿者:ガッツマン 投稿日:10月 5日(水)17時31分51秒
薬液注入等による地盤改良後の粘着力の算出計算式は、あるのですか?
Re:改良後の粘着力
投稿者:利光 投稿日:10月 8日(土)21時53分27秒
各種文献、注入材メーカの技術資料等に実験式などが掲載されています。
薬液注入による地盤改良効果は粘着力の付加あるいは増加および湿潤単位体積重量の増加として評価されています。
(内部摩擦角の増加は微少のため無視されています。)
改良前の土のせん断強度をS、改良後のせん断強度をS'とすると、
砂質土においては S=σtanφ -----> S'=σtanφ+C’
粘性土においては S=C ----->=C+C’
となり、C’が改良効果(粘着力の付加あるいは増加)となります。
C’は土質、注入材、注入工法、注入量(率)などで変動します。
粘性土におけるC’は条件によってはマイナス値となる場合がありますので、注意が必要です。
粘性土にゲル強度の小さい溶液型注入材を注入するのは危険です。