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積算について
投稿者:プチ技術者 投稿日: 1月20日(金)17時29分31秒
ウェルポイントについて、発動発電機での施工を考えていますが、その場合の歩掛けはどうなりますか?
また、発電機の容量についてはどのように決定すれば良いですか?
Re:積算について
投稿者:利光(管理人) 投稿日: 1月21日(土)16時16分47秒
下水道用設計積算要領(ポンプ場・処理場施設編)2003年版の「第2節釜場排水工」および「第3節 ウェルポイント工」を参考にして私見を述べます。
参考にしてください。
1.ウェルポイント工の電力使用量料金相当額を減額する。
ウェルポイント工積算歩掛が「商用電源(低圧電力・臨時契約)」の使用を標準としているためです。
○ウェルポイント設置歩掛中の諸雑費率から1%を減じる。
ジェットポンプ(φ80mm×15KW)の電力使用量料金を減額するためです。
○ウェルポイントポンプ1日当たり運転管理歩掛の諸雑費を計上しない。
プラントポンプ(φ150mm×18.5KW)の電力使用量料金を減額するためです。
2.発動発電機の機械器具損料を加算する。
第2節釜場排水工の発動発電機運転経費(常時排水)を計上する。
運転経費は「軽油+発動発電機賃料+諸雑費」となります。
釜場排水工積算歩掛が発動発電機の使用を標準としているからです。
3.発電機規格仕様の選定方法
誘導電動機(モーター)の起動時電力は定格消費電力の約3倍となりますので、起動時電力を算定したうえで、発動発電機の仕様を決定しなければなりません。
詳細については機電屋さんにお聞き下さい。
建設機械レンタル会社のホームページにも具体例が示されています。
参考にしてください。
http://www.ota-kikou.co.jp/rental/gene/genecalc.htm
http://www.aktio.co.jp/exec/product/details/ha_sentei/
4.特記事項
動力として発電機を使用する場合は、発電機の故障、燃料切れなどによる停電が発生する ことがあります。
予備の発電機を準備するなどの停電対策が必要です。
実施工では面倒でも、終業時にバックホウなどを地上に揚げておくことが必要です。